こんにちは、ちびちゃいです。
9ヶ月ほど前に枕をオーダーメイドし、現在も使用しています。以前はどんな枕が合うのかわからず枕なしで寝たり特殊な枕を試してみたりしていたのですが、今では枕を使って寝るのが楽しみになりました。また、寝相の悪さや朝の疲労感など睡眠に関する悩みもかなり解消されたと実感しています。本記事では、私が使用しているオーダーメイド枕のご紹介と、作成して使ってみた体験談をご紹介します。
この記事はこんな方におすすめ→
- 寝相が悪くて悩んでいる。
- 枕が合わなくて買い替えたいけど、どんな枕が自分に合うのかわからない。
- 朝起きると全身疲れているのを何とかしたい、その他睡眠に関する悩みがある。
オーダーメイド枕とはどんなもの？
お店によっても異なるかとは思いますが、私が利用したピロースタンドさんでは、
- 枕の種類（中材の層の数などが異なり、ラインナップは4種類。枕の価格が決まります。）
- 中材（枕の種類によって、選べる中材が異なります）
- 枕の高さ
を店頭でいろいろ試しながらカスタマイズし、枕を作成してくださいました。寝返りの打ち方や、マットレスについていろいろ教えていただいたり、ストレートネック気味になっていることを知れたりしたのも面白かったです。
作成した枕がこちらです。9ヶ月くらい使っているので外観は少しくたびれていますが、半年くらいたったところでメンテナンスをしたので特に不具合は感じていません。
ピロースタンドでは4種類の枕が用意されていますが、その中で一番高級な「オーダーメイド枕・プライム プレミアム(税込¥38,500)」を選びました。行く前は「下から2番目くらいのグレードのものでいいかな」と思っていたりしたのですが、店頭で試してみてダントツで寝心地がよかったので思い切ってしまいました。9ヶ月使い続けた今では、妥協しないで決めてよかったと思っています。
枕の種類の詳細については公式サイトをご覧ください。
作成した枕のお気に入りポイント
思い切って作成・購入したこの枕のお気に入りのポイントは3つあります。
シルクの中材がとても気持ち良い
4種類あるうちの一番高額な「オーダーメイド枕・プライム プレミアム(税込¥38,500)」だけで選べる中材に、シルク（真綿）があります。ほかの中材もいろいろ試してみたのですが、どうしてもパイプのじゃりじゃりする感覚や、パフのでこぼこした感覚が気になってしまいました。お店の方も、「今少し寝ただけで気になるのであれば、一晩寝るともっと気になると思うのでやめた方がいい」とおっしゃっていたので、少し寝ただけで気持ちいいと感じたこちらの中材にしました。シルクの中材はとても柔らかく、寝返りを打っても全く違和感がありません。また、吸湿性に優れているためムレも軽減できるそうです。店頭で少し試しただけで、圧倒的な寝心地の良さの虜になりました。
ふかふかした素材なのでしばらく使っているとヘタレてきましたが、メンテナンスに持っていったら、再びふっくらして戻ってきました。メンテナンスについては後述します。
圧倒的な安定感
4種類あるうちの上から1番目と2番目のタイプでは、枕が素材の違う3層(1番上のプレミアムでは3~4層)からできています。そのうち1番下に入っている「頭圧分散シート」のおかげだと思うのですが、頭を乗せた際に非常に安定感がありました。このシート自体はそこまで分厚いものではなく枕の一番底に入っているだけなのですが、頭圧分散シートが入っていないものとでは頭の重みを支えてくれている感覚が全然違いました。
高さ調整が永久無料
どんな高級な枕であっても、使っていればだんだんへたってきたり、マットレスを買い換えたら寝心地が変わってしまったり、だんだん合わなくなってしまうことはあるかと思います。通常であれば、そこで買い替えを検討するところ、ピロースタンドのラインナップの中で上から2種類である「オーダーメイド枕・プライム レギュラー(税込¥27,500)」と「オーダーメイド枕・プライム プレミアム(税込¥38,500)」であれば、永年無料で高さ調整することができます。一方で、1番安いタイプでは1年間、2番目に安いタイプでは2年間の無料期間になります。
はじめは、無料期間が過ぎて合わなくなったらまた買い換えればいいかな、くらいに思っていました。しかし、1番安価なタイプで¥10,780（税込）ということを考えると、買い替えが重なればかなりの金額になってしまいます。加えて、永年無料であれば気軽に何度も高さ調整に行けるところ、無料期間が過ぎると高さ調整が有料になってしまうとなれば、調整に足が向かず、かといって買い換えるのも高い買い物になるため買い換えることもせず、いつまでもいまいちな枕を使い続けることになるかもしれません。そう考えると、はじめは高い投資になりますが、定期的に調整してベストな枕を長期間利用できるのであれば悪くないと考えています。同じ枕を使い続けられるのでエコでもありますね。有料にはなるようですが、外側の生地や他のパーツについても交換ができるそうです。
次の項目で、私がオーダーメイド枕を作成しようと思った経緯と、作成した体験談をお話しします。
オーダーメイド枕を作成した体験談
オーダーメイド枕を利用する以前の睡眠事情
睡眠に関する悩みはいつからか分からない位ずっと抱えていました。昼間の眠気が強すぎて悩み、睡眠外来に通っていたこともあります。（たくさん検査をしたのに、結局原因は分からずじまいでした。）
中でも枕に関しては完全に迷子で、実家で使っていた枕が古くなったので手放した後は、貰い物の横向き寝用の枕を使っていました。（↓少し違いますが、こういう頭を乗せる部分と、抱き枕部分が一体化したタイプの枕です。）
横向き寝用の枕は結構気に入っていたのですが、あるとき夫から「その枕じゃ寝返りが打てないんじゃない？」と指摘されました。確かに、頭の位置が決まっている（私が使っていた枕では、頭の位置が窪んでいました）ため、寝返りを打つことは想定していないように見えます。また、不思議なもので、指摘されて注意が向くようになったのか、寝起きの肩こりや筋肉の強張りが気になるようになってしまいました。寝返りが打てず一晩中同じ姿勢になっているのが原因だったのだと思います。
そこで、仰向けで寝る時は枕なし、横を向いた時に横向き寝用の枕を使うという方法を試すことにしました。新しい枕を買うことも考えたのですが、合う枕が分からずあり物で対応しようとしたのです。この寝方をしていた期間が一番睡眠の質が悪かったと思います。仰向けでも横向き寝でも寝姿勢が安定しないため、快適な姿勢を求めて夜中に動き周り、非常に寝相が悪くなってしまいました。また、朝起きると全身、特に肩周りの筋肉がこわばっており疲労感がすごく、腕が体の下敷きになって痺れているなんてこともありました。
流石にこれはまずいと思い、枕を購入することを検討しました。しかし、低反発・固め・柔らかめ・高め・低めなどなど、選択肢が多過ぎて決められず、店頭で試して決めようとも思ったのですが、試してもそれが自分に合っているのかわからないという状況に陥ってしまいました。正解がわからず困り果てた結果、プロに任せようということでオーダーメイド枕を試してみることにしました。
オーダーメイド枕作成の流れ
オーダーメイド枕を取り扱っているお店はいろいろありましたが、寝具メーカーとして有名な西川株式会社の系列店であること、及び都内各地に店舗があってメンテナンスで通うのに便利そうだったことからピロースタンドを選びました。
ピロースタンドさんの公式サイトはこちらです↓
ピロースタンドではネット予約ができるので、事前に予約すれば待ち時間なしで対応してくださいます。
まず初めに、カルテを作成するために簡単なアンケートに回答します。アンケートでは、現在の気になる症状や生活環境、寝ている時の姿勢、現在使用している枕やマットレスなどの寝具について聞かれます。
その後、ベースとなる枕の種類を選びます。枕の構造の違いや素材の特徴の説明を聞きながらいろいろ試させてもらえるので、納得がいくまで試して決めました。中材の種類もこのタイミングで決めました。
枕のタイプが決まったら、高さの調節を行います。仰向けで寝ている時と横向きで寝ている時それぞれの姿勢を確認し、中に入れるパイプの量を調節してくださいます。私は横向きに寝る際に枕が低いと違和感があったので、サイドを高めにしてもらいました。
高さの調整が終わったら、枕の作成が終わるまでしばらく待ちます。枕が完成したら、最後に寝心地を確認し、問題なければそのまま持ち帰ることができます。枕カバーについては、サイズの合うものであれば何でもいいとの案内がありました。私は好きなデザインのカバーを使いたかったので、枕本体のみを購入しました。他にマットレスの営業などもあるかな？とドキドキしていましたが、話の中で紹介されただけで、特に購入を勧められるようなことはありませんでした。
実際にオーダーメイド枕を使って寝てみて、睡眠の悩みはどうなったのか？次の項目で説明します。
オーダーメイド枕を使ってみた感想・効果
一番変わったのが、寝相がよくなったことでした。これは初日から実感しました。普段であれば、寝相が悪過ぎて寝始めた時と全く違う場所で目が覚めるのですが、オーダーメイド枕を使い始めてからは、きちんと枕の上に頭が乗った状態で目が覚めるようになりました。今まで快適なポジションを求めてひたすら動き回っていたのが、枕の上に頭を乗せている状態が快適と認識し、枕の範囲内で寝返りを打つようになったのだと思います。
また、寝起きの全身の強張りも軽減しました。以前はほとんど寝返りを打てていなかったり、逆に寝返りを打ち過ぎて不自然な姿勢で固定されてしまっていたりしたのが原因で、朝起きると肩まわりがバキバキに凝ってしまっていました。しかし、枕を変えてからは自然に寝返りが打てるようになったからか、寝起きの疲労感がかなりマシになったと感じています。腕が痺れるようなこともなくなりました。
一方で、昼間の強い眠気に関しては、在宅勤務がメインとなって自分のペースで仮眠や仕事環境の調整（音楽をかけたり、アロマを利用したり）などができるようになったこと、睡眠時間自体を長く取れるようになったことで自然消滅的に解決したので、枕を変えたこととの関連性はよくわかりませんでした。
メンテナンスにも行きました
先日、枕を作成してから半年程度が経ったのでメンテナンスに行ってきました。公式では3ヶ月目と6ヶ月目のメンテナンスが推奨されていたのですが、気づいたら6ヶ月が経過していました。店舗で枕を作成した時に使用したマットレスではちょうど良くても自宅のマットレスや敷布団では合わないという場合を想定し、3ヶ月目くらいで高さが合っているかの確認と高さ調整ができるそうです。私の場合は特に不具合は感じていなかったので半年が経ってしまっていたのですが、何となく全体的にヘタって薄くなってきた気がしたのと、せっかく高さ調整が永久無料なので利用しておこうということでメンテナンスに行くことにしました。
初回の枕作成の時と同様、ネット予約をしておけばすぐに案内してもらえました。
現在困っていることはないか等を聞かれた後、実際に枕に横になってフィッティングのチェックをしていただきました。後頭部、両サイドなど細かく高さをチェックしてくださいました。また、中材として入っている真綿を取り出して湿気を飛ばしてくださったのだと思います、枕全体がふかふかになって戻ってきました。
正直、高さが合わなくて困っていたわけではなかったので、メンテナンスに行かなくてもいいのではと思っていたのですが、中材のふかふか感が復活しただけでもメンテナンスの価値があったと感じました。次も半年後くらいに来店するのが良いそうです。せっかく高さ調整が永久無料なので、定期的に忘れずにメンテナンスに通おうと思います。
こういう方にはオーダーメイド枕は向かないかもしれません
これまでオーダーメイド枕の良いところを紹介してきましたが、もちろんメリットばかりではありません。睡眠に特に悩みがない方や、メンテナンスに通うのが面倒という方には向かないと感じました。
睡眠に特に悩みがない方
そもそもどんな枕でも寝られる、枕なしでも寝られる、という方はオーダーメイド枕の効果を実感しにくいと思います。例えば私の夫は数千円くらいの低反発枕を適当に買ってきて使っていますが、寝相はすごくいいですし、睡眠の悩みもないということで、あまりオーダーメイド枕に興味がないようでした。そもそも睡眠に困っていなければわざわざお金をかけようという必要性も感じませんよね。オーダーメイド枕は私のように今の睡眠に満足がいっていない方におすすめです。店頭では、悩みに合わせて枕以外のアドバイス（生活習慣や他の寝具など）もしてくださいました。
メンテナンスに通うのが面倒になりそうな方
オーダーメイド枕は、初めに自分の体に合ったものを作成するのはもちろん重要ですが、その後のメンテナンスも同じくらい重要と感じました。例えばピロースタンドでは枕の価格は1~4万円で、決して安い買い物ではありません。せっかくそれだけの金額を枕に投資したのに、メンテナンスをせず体に合わないまま使っていてはもったいないですよね。私自身、半年使用して「少しへたってきたけどまあいいか」くらいに思っていたのが、メンテナンスに行って高さの調整と中材のふかふか感の復活を行ったことにより寝心地が格段に良くなり驚いたほどです。寝姿勢や体格の変化で高さが合わなくなるだけでなく、枕自身が潰されたりして寝心地が変わっていってしまうのだと感じました。
とはいえ、メンテナンスに定期的に通うのも結構面倒だと思います。まず枕を持参しなくてはならず、その枕がかなり大きいので、例えば会社帰りに寄るなどは厳しいのではないでしょうか。また、半年に一回というペースは期間がそこそこ空くので忘れやすいです。忘れないためには手帳に書くなどして自分にリマインドする必要があると感じました。メンテナンスで持ち出したり、半年ごとにリマインドしたり、枕のためにそんなに手間をかけられないという方にはお勧めできません。
睡眠に悩みがあるなら、オーダーメイド枕を試してみませんか？
以上、私がオーダーメイド枕を作成、使用した体験談のご紹介でした。睡眠に悩みがある方、オーダーメイド枕に興味がある方の参考になるような内容となっていれば幸いです。睡眠時間は1日の中でかなりの割合を占めますし、睡眠の質は起きている時間の質にも影響します。現在の睡眠に不満を感じられている方はぜひ枕のオーダーメイドを検討してみてください。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました！
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